トコジラミ(南京虫)は、アメリカやヨーロッパなどで被害が多く、ニューヨークでも猛威を振るっています。
海外旅行者が増えた日本でも被害が急増中のようです。
アメリカでは「ベッドバグ」の呼び名で知られるこの小さな吸血昆虫は、海外留学をしている方や現地に住んでいる方にとって大きな問題になっています。
また、コロナが終焉し、海外旅行が再び活発になる中、旅行者の間で「トコジラミ」の被害が増え続けています。
今回は、そんなトコジラミの生態や見つけ方、対策について、詳しく説明をしていきます。
トコジラミ(南京虫)とは?
トコジラミ(南京虫)、シラミではなくカメムシ目に属していて、栄養源は血液のみで人間の血を吸って生きています。
トコジラミの主な特徴
- 体長は5〜8ミリ
- 茶褐色で扁平な形
- 夜行性で暗がりを好む
- 肌の露出している部分を吸血する
- 羽がなく飛ぶことはない
- 繁殖力が高い
- 進化し続け薬が効きにくい
刺されると強烈なかゆみが生じるため、安眠を妨げられることもしばしばあります。
厄介なことに、その小ささゆえに見つけるのが難しく、繁殖力も非常に高いです。部屋に入ってこられれば、あっという間に数が増えていきます。
しかも現在は、海外からの旅行者のスーツケースや手荷物等に、薬剤に対する抵抗性を持つトコジラミ(スーパー・トコジラミ)が侵入しているという報告も増えています。
今後は日本でもトコジラミ(南京虫)の被害が増えていくと予想されています。
アメリカではbed bug (ベッドバグ)と呼ばれている
アメリカでは、「bed bug(ベッドバグ)」と呼ばれています。
この小さな吸血鬼のような存在は、アメリカでも話題になっていて、被害は拡大の一途をたどっています。
大量発生により、ブランドショップの休業や、ホテルで刺された宿泊客が訴えを起こしたりする事例も多く報告されています。
アメリカのbed bug(ベッドバグ)は人々の健康を脅かすだけでなく、経済活動にも深刻な爪痕を残しています!
海外旅行で注意が必要
この脅威は、ニューヨーク市民だけでなく、海外旅行者にとっても深刻な問題です。
彼らにとって、ホテルや民泊施設は格好の隠れ家。その小さな体と夜行性の性質のため、発見が困難で、知らないうちに被害に遭うケースも少なくありません。
旅行中の楽しいひとときが、トコジラミ(南京虫)との遭遇によって台無しになってしまいます。
そんな悪夢のような事態を避けるためにも、宿泊先を選ぶ際は細心の注意を払い、事前に対策を講じることが重要です。
「自分は大丈夫」と高を括っていると、取り返しのつかない事態を招くかもしれません。
トコジラミ(南京虫)との戦いは、もはやニューヨーク旅行の必須科目かもしれません。
アメリカ(ニューヨーク)の自宅で多い
ニューヨークなどの大都市では、残念ながらトコジラミ(南京虫)被害が深刻化の一途をたどっています。その原因の一つとして、古い建物が多いことが挙げられます。
築年数が長い建物は、どうしても構造上の隙間や老朽化が進みやすく、トコジラミ(南京虫)にとって格好の隠れ家となってしまうのです。
また、人口密度が高い地域では、人々の往来が激しいため、この虫が荷物や衣服などに紛れ込んで拡散してしまうリスクも高まります。
さらに、ニューヨークのような大都市では、住宅事情も逼迫しており、狭いアパートやシェアハウスでの生活を余儀なくされる人も少なくありません。
このような環境では、たとえ一人がトコジラミ(南京虫)に悩まされていても、あっという間に建物全体に被害が広がってしまう可能性があるのです。
ホテルでも大量発生している
その被害は一般家庭のみならず、ホテル業界にも暗い影を落としています。
その原因の一つとして、古い建物が多いことが挙げられます。一般家庭と同様に、トコジラミ(南京虫)にとっては、身を隠すのに最適な場所となってしまうのです。
高級ホテルであっても例外ではなく、宿泊客が刺される被害が後を絶ちません。
清潔なホテルでも発生する可能性があります。
各ホテルが徹底的な消毒と駆除作業を行っていますが、完全に解決するまでにはなっていません。
トコジラミ(南京虫)の見つけ方
トコジラミ(南京虫)は、その名の通りベッド周りによく潜んでいます。しかし、具体的にどこを探せばいいのか、見つけ方のコツを知っておくことが大切です。
トコジラミが潜みやすい場所
- マットレスや周辺
- 家具の隙間
- 家具と壁の隙間
- ソファーの裏側
- じゅうたんの裏側
- カーテン
- コンセントの内側
マットレスやベッド周辺
マットレスは一見何もいないように見えても、縫い目や折り目など、細かい部分に潜んでいることがあります。
ベッドフレームも要注意。特に木製のフレームは、繋ぎ目やネジ穴など、わずかな隙間がトコジラミ(南京虫)の隠れ家になりやすいのです。
ベッド全体を持ち上げて、普段は見えない裏側や底面もくまなくチェックしましょう。
また、ベッド周辺の壁や床も注意が必要です。剥がれかけた壁紙の裏や、コンセントの隙間など、意外な場所に潜んでいることもあります。
血糞が見つかった周辺
絶対に見逃せないのが「黒い点々」。これはトコジラミ(南京虫)の血糞の可能性があります。
シーツやマットレス、ベッドフレームなど、よく目を凝らして探してみてください。もし見つけたら、近くにトコジラミがいる可能性が高いです。
見つけた場合は嫌な気分になりますが、そのまま見て見ぬふりをせず、しっかり探してください。
トコジラミ(南京虫)の対策
トコジラミ(南京虫)対策は、地道な努力の積み重ねが大切です。
面倒かもしれませんが、やらないと大変なことになります!
まめに掃除機やコロコロで掃除する
掃除機を頻繁にかけることが基本です。特にベッドの下やマットレスの縫い目、カーペットの奥の方、壁と床の境目など、隅から隅まで徹底的に掃除機をかけましょう。
トコジラミ(南京虫)の卵や幼虫を吸い取ることで、繁殖を防ぐことができます。また、掃除機をかけた後は、すぐにゴミ袋を密封し、屋外に捨てることを忘れないでください 。
掃除機で取りきれない分もあるので、コロコロ(粘着クリーナー)でも掃除して清潔を保ちましょう。
★おすすめのコロコロクリーナー★
UNIKON floor lint roller
血糞がある周辺を徹底的に掃除
トコジラミ(南京虫)の存在を示す黒い点々、いわゆる血糞を見つけたら、徹底的に掃除をしましょう。アルコールや洗剤を使って、血糞をしっかりと拭き取り、清潔に保ちます。
血糞が見つかる場所は、トコジラミ(南京虫)が近くに潜んでいる可能性が高いです。
特に念入りに掃除を行いましょう。
ベッドの周りを清潔にする
ベッド周りは常にキレイにしとかないとダメです。シーツとか枕カバーとか、まめに洗濯して、できれば乾燥機で乾燥させることが効果的です。
マットレスは普段からトコジラミ防止の保護カバーをつけておくことがおすすめです。
★おすすめトコジラミ防止の保護カバー★
SureGuard Mattress Encasement
電気を付けたまま寝るようにする
寝るときは、電気つけっぱなしで寝るのも効果があります。トコジラミ(南京虫)は、明るいところが苦手なので活動を抑えることができます。
寝るときに電気がついていると落ち着かないという人は、アイマスクの着用などを検討してみてください。
まとめ
アメリカのニューヨークで大量発生しているトコジラミ(南京虫)。アメリカではベッドバグ(Bed bug)と呼ばれる、小さなモンスターが人間たちの脅威になっています。
トコジラミ(南京虫)に刺されると、強いかゆみや紅斑(こうはん)などの症状が現れます。刺し跡は1週間ほど経っても消えにくく、しつこいかゆみが続くのが特徴です。
ニューヨークに住んでいるなら、もはや他人事ではありません。トコジラミ(南京虫)対策は、もはや生活の一部として取り込まないといけません。
トコジラミ(南京虫)でお困りの方や、日本から海外旅行を予定している方はぜひ、この記事を参考にしてみてください。
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